想いっていうモノにはチカラがある。
想いってのは形になる。
昔ウチのオヤジが病気になって、それを乗り越えた後、彼達は桜を植えた。
夫婦の桜を植える会ってのがあるらしく、夫婦で桜を植えた。
そこは長野のあるホテルの敷地にあって、ホテル側の思惑、つまり桜の名所となりたい。そして会の思惑。桜を植える場所が欲しい。
見事にマッチングしたそこには、桜がいっぱい。
人々は桜に名前をつけて植えている。誕生桜や偲桜。名前でその桜に対する想いもわかる。
そんな桜がたくさんな丘を見ていると、人々のたくさんの想いが見えてくる。
一つ一つに意味がある。一つ一つに想いが詰まっている。
桜の季節にそこに行くと、たくさんの想いが形になって見えてくる。
俺にはどんな「聖地」よりもそこは聖地に思える。
想いは目に見える事もできるとっても大切なチカラだから、きっと大丈夫。
ごゆるりとごゆるりと。