ニプロ フリースタイル フリーダムを使用した犬の血糖値測定。
以前、テルモ メディセーフを購入したが、必要血液量が多く、当方飼育の犬では測定が難しかった。
ニプロの商品は0.3μLなので、当方飼育の犬でも測定が可能でした。
また、穿刺針も30Gの細いものもあるので、体に対する負担も少ないと思います。
測定方法に関する商品の使用方法については、http://www.nipro.co.jp/info_section/kokunai_freedom01.html を参照ください。
まず、穿刺する場所(この場合は耳)を良く揉み、血行を促します。
穿刺部を消毒をします。
穿刺具を押し当て、穿刺部を少しうっ血させます。
穿刺を行います。
説明書に記載の大きさの血液玉(約1㎜)を確認します。
センサーの反黒丸の部分で吸引させます。
約45度の角度で吸引すると吸引しやすいです。
ピー音が鳴れば吸引完了。ピー音が消えるまでは動かしません。
その後、約5秒でピーピー音がして、測定結果が表示されます。
耳の場合、静脈血より若干数値が低めに出るようです。また、低血糖時には高めにでるとの文献もありますが、指標にはなりえる値だと思われます。
以前は尿検査紙(ウロピース)にて尿糖を測定していました。
経験からでは、ウロピース測定値+160~180=血糖値 でした。
しかし、尿糖は、貯留した尿の糖分なので、リアルタイムではありません。
まして、尿糖が陰性の場合、血糖値は160~180以下であるとの大まかな判断しかできません。
普段は尿検査紙、尿検査紙で陰性の場合血糖測定と使い分けると犬の負担もすくないと思われます。
血糖が簡単に、尚且つ体に対する負担が少なく測定できれば、血糖曲線作成や、低血糖の回避に役立つのではないかと考えます。
インスリン投与を行っている場合、一番怖いのが低血糖です。
高血糖は、ケトアシドーシスになるまで多少時間がありますが、低血糖は速やかなブドウ糖の投与、また意識が無い場合はグルカゴン投与等速やかなる対応が必要となります。
また、レギュラーまたはアナログインスリンとNPHの組み合わせなど、よりヒトに近づいた治療ができれば、合併症のリスクも低減できるのではないかと思います。
この血糖測定器、尿検査紙(グルコース、ケトンが測定できるもの)、ブドウ糖、緊急時用のグルカゴン、そして一番大切なインスリン製剤が私は言葉を発する事が出来ない犬の糖尿病治療においての必要キットだと考えます。
どうか1匹でも多くの糖尿と戦うワンコ達がいつまでも長生きできますよう、心から祈っております。
初めまして。塚本と申します。海外在住です。愛犬が糖尿病になってしまい、ワンコの血糖値測定の情報興味深く拝見しました。毎週2度血糖値を測定に通院中です。食事を手作りに変えましたが、獣医さんからの指導はあるのですが、いかんせん言葉の壁もあり、日本語での情報を探していますが、もしご存じであれ教えていただけませんか?突然のメールで突然の質問、大変失礼とは思いつつ、メールをさせていただきました。
ほとんどブログの方を見ていなくて放置していて申し訳ありません。
2008年時点での情報なので、血糖測定器等はもっと進化しているのかもしれません。
食事は、人間のGI値の情報を参考にしつつ、犬に与えてはいけない食物等を考えて行っていましたが、どちらかというとウチの犬はドッグフードを食べなくなったので手作りで給餌していたという状況でした。
メールは http://www.massport.jp/mail/mail.html より送ることができますので、もしなにかあればお送りください。